GitHubでリリースノートを書いてみたいけど、どうやって作成するのか、何を書けばいいか分からない。そんなGitHub初心者のためにGitHubのリリース機能をご紹介。
何故書くか
利用者側のメリット
リリースノートを見ることで、プロジェクトの新機能や改善された点、修正されたバグなどが一目でわかるようになる。そのため、ユーザーは最新のアップデートの内容を理解し、新機能を最大限に活用することができる。更に、バグなどの特定の問題が解決されたかどうかを確認できるため、自分の使用環境やニーズに合わせて、アップデートをするかどうか判断できるようになる。
開発者のメリット
ここにアップデートの詳細が記載することで、新しいバグが生じた際に、どのアップデートで問題が発生した可能性があるかを追跡しやすくなる。このため、デバッグ時の問題の解析や修正が行いやすくなることもある。また、リリースノートを書くことは、プロジェクトの透明性を高め、コミュニティからの信頼を得るための手段ともなり得るらしい。
しかもここには、添付ファイルとして、ソースコード以外にアプリ(.exe、.apk)等をここで配布することもできる。このため、わざわざGoogle PlayストアやApple App Store等アプリストアを通さずにアプリを配布できるため、簡単にアプリを公開して使ってもらうこともできる。結構便利。
作り方
Releasesの「Create a new release」をクリックして、リリースノートを作成できる。
書き方
タグの部分には、アプリの開発バージョンを書く。Choose a tagをクリックし、バージョンを書き、+Create new tagでタグを作成する。
日付については、リリースノートを作成すると自動的に表示されるので、わざわざ書く必要はない。
Describe this releaseの部分は以下だけを書けばよい。
## 更新事項
### 新機能
- ○○機能を追加しました。
### 改善
- アルゴリズムを変更したことで、パフォーマンスが向上しました。
- UIをより分かりやすくしました。
### バグ修正
- ボタンが機能しない問題を修正しました。
- メモリリークを修正しました。
### 機能廃止
- 使われていない機能を削除しました。
### その他
- 上記のいずれも該当しない更新など
## 既知の問題
- 今回のアップデートで修正しきれなかった不具合など
## 備考
- 何かあれば
ビルドしたアプリは、この欄にデータをドラッグアンドドロップすれば、リリースノートに添付することもできる。
完成したらPublish releaseで、リリースノートを発行することができる。
結果
こんな感じ
リリースノートの最後には、問題なくアプリのデータも添付できている。
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