余ったスマホでカーナビを自作!見知らぬ土地でも安心のGoogleMap活用法

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仕事で走り慣れていない街を、車で移動することになった。車にはカーナビは付いているものの、標準の車載システムはタッチパネル非対応であったり、地図が更新されなかったり、突然の通行止めに対応できなかったり等使いづらい点が多い。

今回は、余っているスマホがあったので、それを使ってGoogleMapのカーナビを作ることにした。

準備するもの

  • スマホ(データ通信ができるsimが挿入されていれば望ましい)
  • モバイルバッテリー
  • スマホホルダー

充電方法

スマホを充電する電力は、車のシガーソケットから得るようにしている。

シガーソケットから直接スマホに充電してしまうと、しばらく車に乗らないとスマホのバッテリーが放電してしまい、ナビとして使うことができなくなってしまう。これを防ぐために、車のシガーソケットとスマホの間にモバイルバッテリーを挟むことで、エンジン停止時でも充電をし続けることができるようにしている。

スマホの設定

MacroDroidの設定

今回は、MacroDroidというアプリを使って、マクロを設定した。エンジン始動時に自動的にマップを起動させるなどの、カーナビとしてより使いやすくなる様に操作を自動化させる。

開始時

エンジンを始動すると、シガーソケットからの給電が開始され、スマホの充電が開始される。この時、スマホの画面が点灯するため、”画面をON時”をトリガーに設定することで、マクロが始動する。

マクロが正常に動作していることを分かりやすくするために、画面が点灯すると直ぐに、起動音を鳴らす設定にしている。バッテリー低下時に異なる起動音が鳴るようにしておくと、バッテリー低下が分かりやすくなるため、そのような設定をしている。

スマホのロックを解除すると起動時に自動的にマップを起動するようにしている。これにより、わざわざGoogleMapアイコンをタップしなくても、すぐにGoogleMapを表示させることができる。

終了時

長時間の無操作若しくは、電源ボタンを押すことで、スマホの画面は消灯する。”画面をOFF時”をトリガーに設定することで、マクロが始動する。
(ナビの案内中については、画面の自動消灯が無効になるので、長時間無操作でも運転中に画面が消えることはないのでご安心を)

画面が消灯すると、バッテリー低下時のみアラートを鳴らすようにしている。

画面オフでバックグラウンドアプリ(GoogleMapアプリ)をすぐに終了してしまうと、無操作による画面の消灯でも直ぐに終了してしまい、使いづらくなってしまう。この為、画面消灯後1分間はアプリを終了しないようにしている。なお、終了時はバッテリー消費の節約の為、BluetoothとWifiを切断するようにしている。

GoogleMapの設定

使いやすい地図アプリなら何でもいいが、無料で使う場合はGoogleMapが一番使いやすいと思うのでこれを使用している。

オフラインマップの作成を強く推奨する。

トンネルや山岳地帯など電波が届かないエリアを走行するなら勿論、災害時など通信障害発生時でも地図が利用できるように、オフラインマップは保存しておきたい。

オフラインマップを予め保存することで、4Gが使えない状況になってもオンライン状態と同様に地図を活用することが可能になる。このようにして、あらゆる状況下での移動の安全性と利便性を高めることができる。

本体設定

Googleアシスタントについて

運転中のスマートフォン操作は法律で禁止されているが、「OK, Google」コマンドの設定によって、声だけで様々な操作が可能になる。これにより、運転時は道路に目を向けながら、手を離さずに音声指示で地図を確認したり、目的地までのルートを設定したりすることができるので、運転に集中することが可能になる。カーナビとしての利用が格段に向上するため、ハンズフリーでアシスタントにアクセスできるよう設定しておきたい。

ロックについて

セキュリティと利便性はトレードオフになる。

ロックを設定すると、デメリットとして開始時に毎回ロックを解除になくてはならない手間が発生する。一方、車上荒らしに遭遇した際、SIMカードが挿入されているスマートフォンが盗難されるリスクがある。この時、ロックをかけていなければ、情報漏洩や不正利用の危険性が高まる。私はそこまでナビを使う機会が多くないことから、ロックを設定している。

なお、SmartLockの信頼できる場所を設定することで、車があらかじめ設定した場所(職場や自宅付近等)にいるときはロック解除を解除したままにもできる。私の場合は、私以外に家族もこの車を利用することがあるため、この設定では不都合が生じることから設定はしていない。

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